技術情報 湿布工法(石材の染み抜き美観復元工法)について

 湿布工法とは、石材に深く染み込んだ汚れを除去して美観を復元するために、染みになっている部分を長時間薬品に浸して、染みの成分を分解・除去するシステムです。
 捻挫したときにお医者さんに貰う『貼り薬』をイメージしていただければ近いかもしれません。しかしながら、貼り薬にも温シップと冷シップがあるように、石材の湿布工法も、単純に薬品に浸せば良いと言う訳ではありません。
 各々の染みの種類や程度によって、浸す薬品や時間(或いは日数)、浸し方も変わります。

石材の染みの種類と注意点

石材の染みの種類

 たとえば、石材の染みは大きく下の5種類に分類することが出来ます。
1.表面から染み込み 水や油と一緒に染み込んだ汚れ。タバコのヤニの染みも同様
2.小口から染み込み 目地シリコーンの可塑剤が浸透してできた目地周りの染み等
3.裏面から染み込み モルタルあくの吸い上げ、石貼りの接着剤の吸い上げ染み等
4.石材の内部で変色 含有鉄分が酸化し、サビが内部に発生した場合等
5.石材の内部に発生 内部に細菌やカビなどが繁殖、或いは死滅した残骸の染み等

複合汚染

 このように、染みの発生要因は様々です。またこれらの染みが複合的に発生している場合も多く、対処方法も各々変わってきます。
 各々の染みに対する処置を段階的に行っていく場合には、何回も各々の染みに対応した薬品や湿布材料を使って施工を行う必要が出てきますので、どの程度まで復元をおこなうのかや、どのくらいの期間をその工事に費やせるのかといった工期の調整等も事前に充分な打ち合わせが必要です。

他の工事との関係も検討

 また、特に裏面や小口から恒久的に水分が回ってきている場合などは、薬品の浸透がその水分で阻害されるために、何度施工をおこなっても染みが抜けきらなかったりすぐに再発したりする場合があります。こういった状態であれば、一旦施工を止めて、止水・防水工事を優先的におこなう必要があります。

テスト施工の重要性

 従って、染み抜きによる美観復元(特に湿布工法を採用する場合)は、出来る限り事前にテストを行い、状況を確認・判断した上で本施工にあたることが大切です。
 もちろん充分にテスト施工を行った上で施工を開始しても、、実際施工に取り掛かった後に、テストした場所以外でこういった阻害条件が認められた場合もありえます。この場合、別途対策工事のコストが発生しますし、工期も余分に必要になります。
 対策工事を優先させ、その後の工事予定を再度協議して行うことになります。

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